初めまして、38歳のサラリーマンのAと申します。自宅のシロアリ被害について、5回ほど記事を書かせていただくことになりました。

「シロアリ被害に遭う家」と聞くと、田舎の古い家を想像するかもしれませんが、うちはそうではありません。
私の家は、神奈川県横浜市の「ちょっといいめ」の住宅街にある4LDKの一戸建てです。

築25年の中古住宅ですが、外観は屋根から外壁まで一新され、内装では段差をなくしたバリフリー化、アイランドキッチン、ウッディな居間、モノトーンでまとめた寝室と「完全リノベーション」済み物件でした。
家に遊びに来てくれた友人たちも「とても築25年には見えない」と言ってくれます。

もちろん値段は安くはありません。もう少し横浜駅から離れれば、新築を買えるくらいの価格です。
豪華な中古物件か、不便な場所の新築かで悩みましたが、しかし立地場所とこの内外装に魅了され、加えて妻と小学生の子供2人も大賛成だったことから、この家に決めました。

ところがこの家は典型的な「外見美人」だったのです。

この【シロアリ奮闘記ブログ】では、

  • シロアリを発見したときの衝撃
  • 立ち直ってシロアリについて学んだこと
  • 実際のシロアリ駆除体験

を、みなさんに紹介したいと思います。
この経験談が、みなさんの大切な住宅を守るきっかけになれば幸いです。

きっかけは和室でした

シロアリを発見したときは、暗澹(あんたん)たる気持ちになりました。そのショックからしばらく立ち直れず、仕事に集中できない日々が続きました。

財産を食い荒らされた衝撃

会社の同僚から「家を買ったのにどうしてそんなに暗いんだ」と指摘されるほどでした。当初は誰にも「シロアリが見つかった」と言えませんでした。「築25年の中古住宅なんか買うからだ」と言われそうな気がしたからです。

「いま発見できて幸運だった」と思うことにした

ショックから立ち直ることができたのは、「横浜市内のすべての築25年以上の住宅にシロアリがいるわけではない」ということに気がついたからです。
当然のことなのですが、私には新発見でした。

また、「新築で買っていたとしても、25年後にはシロアリに侵されていたかもしれない」とも思いました。
それで、シロアリ対策について前向きに考えていこうと思えるようになったのです。

そして、こうも考えました。
「いま発見できてよかったじゃないか。『あの偶然』がなかったらシロアリに気づかず被害はさらに広がっていた。うちはラッキーだったんだ」

畳が壊れた。なぜだ

それではシロアリを発見したときの話をします。

うちの1階には、4畳ほどの小さな和室があります。リノベーションしたときになぜここをつぶして居間を広げなかったのか不思議でしたが、前オーナーのこだわりだったのでしょう。
しかし、シロアリを発見できた「あの偶然」は、まさにこの和室で起きたのです。

ある日、私が帰宅すると、妻から「和室の畳が壊れた」と聞かされました。やんちゃな2人の子供が和室で大喧嘩をしたそうです。
しかし私には「畳が壊れる」という意味が分かりませんでした。和室の畳はこの家を購入したときに新しいものに交換しています。それが小学生の喧嘩ぐらいで壊れるはずがありません。「畳が傷ついた」ではなく「壊れた」というのです。
それで和室をのぞいて見ると、確かに畳は壊れていました。陥没している感じでした。
私は嫌な予感がして、畳をめくってみました。

床が割れ、畳の裏には食べられた跡が

畳を持ち上げると、床の木の板が割れていました。強い衝撃が伝わって折れたというより、腐って朽ちたような感じでした。これなら子供の体重でも割れるはずです。
畳の裏は、筋(すじ)が、まるで血管のように何本も張り巡らされていました。

後で知りましたが、その血管のような筋は、シロアリが食べ進んだ跡でした。床の木の板が簡単に割れてしまったのも、シロアリによって削られて強度が落ちていたからです。

このときはシロアリを確認できませんでしたが、素人目にもシロアリの仕業であることは明白でした。そして私は直感的に「シロアリはまだ近くにいる」と思いました。これで終わるはずがない、と予感したのです。
私はあまりの衝撃に、子供たちを叱る気力がありませんでした。妻も絶句したままでした。

シロアリ被害サラリーマンからの提言

  • シロアリ被害は偶発的な事故
  • 悩むより「いま発見できてよかった」ととらえよう
  • 少なくとも築20年が経過したら、シロアリを発見していなくても床下を調べてもらおう

しっかり対策を練る

気持ちを切り替えた私が最初に取りかかったのは、シロアリ駆除業者を依頼することではありませんでした。
普通はここで、あわてて業者を呼びすぐに駆除を依頼すると思います。しかし私は、「25年も放置されていたのだから、いまさら1分1秒を争って駆除する必要はないはず」と開き直ったのです。

それよりも、シロアリ駆除で失敗したくないと思いました。シロアリ駆除業界の嫌な噂は当時から知っていました。悪徳業者が少なくないとも聞いていました。

敵を知るためにネットで情報を集めた

私が最初に取った行動は、シロアリ被害について調べることでした。
調べるといっても、本を買う必要はありませんでした。インターネットで検索すると、かなり専門的なことまで分かります。

会社から帰宅した私は居間にパソコンを持ち込み、晩酌と夕飯を食べながらさまざまなサイトを読み込みました。
サイトの中にはシロアリの写真もあり、妻は「そんな気持ち悪いものを見せないで」と言いましたが、私は自分で学んだことを昆虫の生態として子供たちに教えてあげました。

シロアリ学習といっても、1日1時間、2週間ほどしかかけませんでした。
たったこれだけの学習時間でしたが、私は「基本的なことは分かった」という気持ちになりました。

もちろん「シロアリ学」はとても奥深いものですが、私の目標は、
・悪徳業者にだまされないよう理論武装する
・優良業者を見極める
・一発でシロアリを仕留めてもらう
の3つだけだったので、知識は基本的なことだけで十分でした。

私が入手した知識は次の通りです。

  • シロアリの被害事例
  • シロアリの生態
  • シロアリの駆除方法
  • シロアリ駆除業界の特色
  • シロアリ駆除業者へのクレーム報告

私が学んだシロアリに関すること

これくらいの予習でしたが、とても効果があったと自負しています。
最良の業者に出会うことができ、駆除費用も納得の金額であると感じています。

それぞれの知識がどのように役立ったか、紹介します。

シロアリ被害事例を知ってよかったこと

シロアリ被害の事例を知っておくと、「このまま放置すると最悪どうなってしまうのか」が分かります。それで自分の中に危機感が沸き起こります。
シロアリ被害は最悪、家を倒壊させます。
私は被害事例を知って、駆除対策に本気で取り組もうと決心しました。

シロアリの生態を知ってよかったこと

私は、日本に生息しているシロアリだけで17種類もあることを知りませんでした。
しかもシロアリの種類ごとに駆除方法や使う薬剤が違っていて、駆除方法を間違えるとまったく効果がないそうなのです。

主なシロアリの種類とその特徴は次の通りです。

・ヤマトシロアリ:湿った場所を好み、台所やふろ場などに住み着きます。日本で最もメジャーなシロアリです。

・イエシロアリ:湿った場所だけでなく、家中に生息する可能性があります。1グループで百万匹になることもあり、家への攻撃力はとても大きくなります。

・アメリカカンザイシロアリ:カンザイは「乾材」と書き、乾いた木材を好むシロアリです。アメリカからの外来種です。体の大きさがヤマトシロアリの2倍もあり高い攻撃力を誇ります。

・羽アリ:羽アリはシロアリの種類ではなく、それぞれのシロアリに羽が付いた羽アリが存在します。
ヤマトシロアリの羽アリは、体が黒いという特徴があります。イエシロアリの羽アリは茶褐色です。
羽アリは飛来するので、シロアリの羽アリを見つけて自分の家がシロアリの巣になっていることを発見できることもあるそうです。
羽アリは、一般的なクロアリにもいます。

シロアリの駆除方法を知ってよかったこと

シロアリの駆除に使う薬剤はとても強力で、薬剤の中には人が吸ってしまったら健康被害を引き起こすものもあるそうです。
独立行政法人国民生活センターによると、シロアリ駆除の薬剤によって、喉の痛み、頭痛、嘔吐などを起こす事故もあるそうです。
詳しくはこちらのサイトで分かります。
http://www.kokusen.go.jp/news/data/a_W_NEWS_043.html

しかし、こうした被害の多くは「正しくない薬剤の散布」によって引き起こされているのです。
そこで、シロアリ駆除業者の業界団体である日本しろあり対策協会は、一般住宅で使っても健康被害を引き起こさない薬剤を認定しています。

それを知った私は、シロアリ駆除業者を選定するときに、すべての業者に「日本しろあり対策協会が認定している、住人に害を及ぼさない薬剤を使っていますか」と尋ねることにしました。

また、シロアリに、ほかの虫用の殺虫剤を吹き付けることは禁物です。
シロアリはそのような殺虫剤では死なないのです。しかも殺虫剤で攻撃されたシロアリは移動してしまいます。移動先でも家を食べにかかるので、被害が広がってしまうことになるのです。

シロアリ駆除業界の特色を知ってよかったこと

私は当初、シロアリ駆除業界に対して懐疑的でした。しかし複数の業者の営業の方と実際に話すことで、良い業者と悪い業者がいることが分かりました。

シロアリ駆除業界に悪い業者が存在し、いまでも生き残っているのは、シロアリ駆除が床下という人目につきにくいところで行われていて、しかも一般の人はシロアリ駆除についてよく知らないからです。
この業界のことを知るほど、私は「基本的な知識を持っておかないと正しい業者と出会うことはできない」と確信しました。

シロアリ駆除業者へのクレーム報告を知ってよかったこと

シロアリは原則、湿ったところが好きなので、シロアリ駆除の方法の1つに、床下に換気扇を設置するという方法があります。悪徳業者はこの換気扇を10個ぐらい取り付けて、費用を請求するそうです。普通は1個か2個、せいぜい4個ほどで済みます。

私の家では床下換気扇を2個付けることにしましたが、見積もり依頼をした業者の中には5台を提案したところがありました。私はその業者に5個の根拠も聞かずに、その業者を選考から外しました。

シロアリ被害サラリーマンからの提言

  • 駆除業者選びの前にシロアリについて勉強しておこう
  • 勉強といっても基礎知識で十分
  • 調べることは、「シロアリ被害事例」「シロアリの生態」「駆除方法」「シロアリ駆除業界の特色」「業者へのクレーム報告」だけでOK
  • シロアリ駆除予習は本を買う必要なし。ネットに大量の情報が眠っています

まとめ~あと4回お話します

私の体験談が、みなさんのお役に立てることを願っています。
今後は、

  • とりあえずシロアリ駆除業者ネットで調べて電話しました
  • シロアリ駆除費用が業者によって全然違うことに驚きました
  • 初めてシロアリ駆除する人が失敗しがちな事
  • 【予防】シロアリの被害にいち早く気が付くためのセルフ点検

についてお話していきたいと思います。

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